高校の時、吹奏楽部でした。ホルスト第一組曲も演奏したこともあります。子供たちの自然な演技が大変よかったです。演奏もだんだん上手になってますよね。吹奏楽ファンは観たくなると思います。先生のオリジナル曲良かったですね。
(長谷川書店ネスパ店 40代女性書店員さん )
まだ何者でもない自分へのもどかしさに最初にぶち当たったのは中学生の時だ。
同時に、友達と一緒に過ごす時間は、まだ見ぬ自分を呼び覚ます力をくれた。
そんな事を思い出していた。鼻の奥がツンとした。
(シネマテークたかさきの志尾さん)
これは浜松発の、子どもの成長を信じる心に満ちた温かい映画である。
中学生を信じよう。そして彼らの未来へ向けた歩みを見守ろうではないか。
(映画評論家、京都造形芸術大学教授 寺脇さん)
学生時代クラスになかなかなじめずクラブでもスポーツ系の先輩とあまりうまく接することができず、そんな時コンクールに向けて臨時で合唱部を作っていました。合唱部では仲の良い友人も多く楽しくすごしていたなあと思い出しました。
(30代男性・書店員さん)
この映画はフィクションだけど、思春期の今を生きている彼らのドキュメンタリーでもある。
こどもたちの自然な表情と振る舞いは、とても演技にはみえない。
春に初めて楽器を手にした彼らのつたない演奏が
だんだんと上達していく。
演技と楽器に取り組んで来た彼らの1年間。
最後の演奏を終えて胸をはる彼らの姿に、演技と現実が交差する!
彼らの練習をそっと見守ってきた観客たちは、
はじめてなにかにうちこんだ「あの頃」を思い出すだろう。
(金沢シネモンドの上野さん)
中学生となった子たちの想いが新鮮に描かれ、
彼らの汗や音楽室の空気のようなものが感じられる映画でした。
等身大の映画です。
(サンパウロ 宣教推進部 井手口さん)
音楽が大好きなものですから、初めて楽器に触った時のことや、
中学時代に音楽会で指揮をした時のこと、
初恋の彼女が弾いてたショパンのピアノ曲など、
「楽隊のうさぎ」を見ながら、思いが巡りました。
子供たちが、とても自然でしたね。
(CM音楽プロデューサー 関口直人さん)
主人公が吹奏楽とまわりの人物との関わりを通して、ゆっくりと心の中にある想いを育てていく様子に少しもだもだしながらも楽しく観させて頂きました。中学生のころの自分に主人公がそっくりで主人公の心情にとても共感できました。 個人的にはうさぎがとても気になります。
(20代女性・書店員さん)
透明な光がスクリーンに溢れている。
演技などしたことのない子が、
楽器などやったことのない子が
、 映画のなかでもぞもぞと変化を遂げていく。
友だちとさぐりさぐり音を合わせていくのって
きっととても楽しく心が沸き立つようなことなんだろうなって
こどもたちが羨ましくなった。
こどもたちの瑞々しい時間を奇跡のように映し出した映画。
(シネモンド代表の土肥悦子さん)
「主演キャラクターが吹奏楽部」というと、だいたいトランペットのようなブラス楽器を担当していることが
多いような気がするのですが、この映画で主役を演じる川崎航星さんは打楽器担当です。
縁の下の力持ちとして、アンサンブルのリズム面をまとめる役目です。「リズム隊が主人公」というところに、
ぼくは物語の面白さを感じました。また、「猛練習の末、コンクール優勝」的なストーリーではないところにも
親しみが持てました。努力した者すべてが栄誉に輝ける現実は存在しないからです。
内気な少年が徐々に力強くなっていく過程、物語の節目に登場する「うさぎ」。プロの吹き替えに一切頼らず、
自分たちで行なったという演奏の数々も聴きものです。
(音楽評論家 原田 和典さん)
中学の部活では、1つ上なだけの先輩がすごく大人に見えたなーとか。
部活引退=受験態勢突入だったなーとか。
不登校といった言葉とは無縁な牧歌的時代だったなーとか。
はるか昔の中学生時代をなつかしく思い出しました。
かつて見たことがないくらい善良キャラな宮崎将や井浦新の魅力を再発見し、
主人公をはじめ多感な思春期の少年少女たちも生き生きとして印象的でした。
(ライター 浦川留さん)
『楽隊のうさぎ』を見て、「アートらしさ」とか「特異」だとか、「生涯前衛/アヴァンギャルド」だとか、、、
そんなことが吹き飛んでしまいました。そんな一見、大それた大袈裟な言い回しはむしろどうでも良く、
とても小さなことに見えてくる様な、そんな衝撃的でむしろスケールの大きい映画が『楽隊のうさぎ』でした。
初々しい素材感と、ドラマやドキュメンタリーという枠さえまったく無意味にしてしまう様なその曇りの無い存在感。。。
素晴しかったです。浜松には音楽の神さまがいるのかも知れませんね。。。。
(美術家、ドラァグクイーン ヴィヴィアン佐藤さん)
なんとなく始めてみた。まだよくわからないけど、カラダが自然に動き出す。これって楽しいかも!
戸惑いながらもキラキラと今を生きる少年達の隣で、あの頃の自分が笑っていた気がした。
恥ずかしいけど、嬉しかった。
(大分シネマ5・ スタッフの清水さん)
自分自身の中学生時代が蘇りました。吹奏楽に出会い、その魅力にはまり、アンサンブルの喜びを知った3年間…。
気がついたらどんどんのめり込み、今では演奏家になっちゃいました。
まわりのメンバーより遅れて、落ち込む中、緩やかに上達していくデリケートな中学時代。
ご覧になる方々が、心に秘めた青春をそっと思い出せる、そういう映画です。
(サクソフォン奏者の須川 展也さん)
「吹奏楽、それは青春の響き!」
とっても素敵な吹奏楽映画が出来あがりました!自分にとって、一生通して常に身近にある物、それは音楽です。
山口の中学校でたまたま入部して出会った吹奏楽!それがきっかけで、今はプロの音楽家として
音楽と接しています。吹奏楽で大事な事、それはみんなで合わせていく事!
音程やリズム、ハーモニーやテンポ、タイミング....でも一番大切な事は「気持ちを合わせる事」。
そんな事を主人公は、学んでいっているのかもしれません。
音楽は、素敵です!吹奏楽部の人、吹奏楽部だった人、そして総ての音楽を愛する人に見て頂きたいと思います。
(BIG HORNS BEE、COLORS、サキソフォン奏者のオリタ ノボッタさん)
ほぼ素人だと思われる中学生の日常、表情がスリルに満ちている。
「ゲゲゲの女房」に続き、見えている人には見えている
日常に潜む異世界のものをすっかり現実に組み込んでしまう様は何より映画的で、
この地味で滋味な風合いが、鈴木卓爾的ファンタジーの醍醐味。
穏やかな雰囲気につつまれながらも、やけにざわざわしました。
(アクチュール編集長の川村さん)
私自身が体験してきた中学の吹奏楽部はまさにこういった空気のもの、
自分が中学生に戻って、一緒に時を過ごしているかのようで、目尻をこっそり拭うのに苦労しました。
音楽にふれる原点として、第一組曲と同じくらい大切なものとして、
多くの方々に見てもらいたい、とりわけ現場の先生方に!と強く願わずにいられません。
(作曲家・東邦音楽大学講師 長生 淳さん)
主人公は、まるで僕だった。ひ弱で内気、そして何かに熱中したら止まらない。
そんな子の前にはきっと、「こっちへおいで」と手招きする「うさぎ」が現れる。
そっか。「映画」は、僕の「うさぎ」だったんだ。。
(大分シネマ5・支配人の田井さん)
楽隊のうさぎを見終わった今、とても不思議な感覚、気持ちで一杯です。
僕はアメリカ生まれ、アメリカ育ちですがこの映画を見ていて自分自身の中学時代を振り返っている様な気持ちに!
ご覧になればお分りになると思いますが、登場している生徒達、先生、など皆が過去に出会った様な懐かしい感じがし、
見ている自分が徐々に主人公の奥田君とダブってきました。
音楽がメインのテーマですが、音楽を通じての友達、先輩、後輩との心の交流が自然に映り出されていて、
吹奏楽にあまり馴染みが無くてもしっかりとメッセージが受け止められます。
でも何よりも僕が感動したのは実際に出演している子供達が奏でる素朴で、純粋で、
そして透き通る様な正直な演奏です!!!
音楽の持つ優しさを、子どものピュアな視点から描かれた癒したっぷりの素敵な作品です!
(トランペット・フリューゲルホルン奏者 エリック 宮城さん )
中学生の、今よりも1日が長く感じていたあの頃のごく普通な日常。それが今思えばフワフワキラキラしていたのだと気づきました。私が中学生だった時に、勉ちゃんみたいな先生がいたら、私も吹奏楽やってたのになあ。
(20代女性・書店員さん)
吹奏楽部も思春期も遠い昔になってしまった人間にとっては、
ただぼんやりと川の流れを眺めているような、そんな映画。それでいて不思議な余韻。
しかもその余韻は、観終わった直後よりも、何日か経ってからのほうが深く、忘れ難い。
(東京都交響楽団芸術主幹 国塩さん)
小説のスピリッツをこんなにも生かした映画が出来て、とても嬉しいです。
(原作者 中沢けいさん)
中学時代のなんだか微妙な あの感じ を思い出して少し恥ずかしい気持ちになりました。
でも、劇中の中学生たちに自分の同級生たちがオーバーラップして、みんな元気かなぁ、とあたたかな気持ちになりました。(川崎市アートセンター 中村さん)
うまく表情をつくれない、学ランもあんまり似合ってない。
かっての自分でもあるような主人公の姿に最初、気恥ずかしさを感じた。
でも観終わった後は、あの頃の自分が今の私を観たらどう思うか、考えずにはいられなくなった。
(横浜シネマ ジャック&ベティ スタッフ小林さん)
楽隊の中学生が、半年にわたる札幌のワークショップの中学生の成長ぶりがと重なり、思わず涙する。
人生のかげがえのない ひと時 の体験が、こんなにも素敵なことを「楽隊のうさぎ」は語りかけてくれる。
(札幌シアターキノ 代表中島さん)
オーディションで選ばれた46人の中学生が撮影期間1年の中で、劇中の中学の吹奏楽部員と同様に成長していく様をドキュメンタルなタッチで描き出す。
そこには決して劇的な要素はないかもしれないがリアルな姿を映し出す。
(第七藝術劇場 村松さん)
中学のとき吹奏楽部で、ひと夏だけティンパニーを演奏しました。
全く経験がなかったので音もリズムも合わせられず、ヘタなままでしたが、なんだか楽しかった。
そのなんだか、が写っているように思いました。
(名古屋シネマテーク 永吉さん)
見終わったとき、爽やかな後味が残った。ヒトの心を自由にする音楽の力を、子供達の柔らかな身体を通して、ストレートに描いたからだろう。
とても気持ちのいい映画だった。
(名古屋シネマテーク 平野さん)
ただ音楽へ、音楽の方へ、天使が降り立つようなレッスンが、甘く懐かしい光とともにふり注いできました。
(名古屋シネマテーク 仁藤さん)
私、いい大人なのに、主人公のかっちゃんと一緒に、自分で自分のこと決めていくのを真剣に悩みました。
迷って、何となく決めて、でも一歩は確実に踏み出さなきゃいけなくて!! 楽しかった!!
いい風が吹いてきました。
(大分シネマ5 スタッフ大西さん)